公開レッスン③ ムゼッタのワルツ

月一回づつの公開レッスンも今回で3回目!3ヶ月…時間の経つのが早すぎる事に焦りさえ覚えてしまう今日この頃…

今回は「すみれの花咲く頃」とオペラ「ラ・ボエーム」よりムゼッタのワルツを取り上げました。お客様も3回目になると楽譜を持って来られてたり、メモを取りながらお聞き下さったりと熱心です。
「すみれの花咲く頃」は日本語で歌ってくれたので、歌う際の日本語の発語のコツをお話ししました。
「ムゼッタのワルツ」はイタリア語!
 母音の流し方、流す際の息のかぶせ方、また背筋を意識しての発声等々…  これら全部、私にとっても永遠の課題です。

この公開レッスンに1回目から続けて来られている、あるお客様からお花と一緒にお手紙を頂きました。その中の一文に「会得なさった貴重な財産を惜しみなくお教え下さる姿に頭が下がります。」と。

普段から多くの方々にレッスンをさせて頂く際、こういう事を意識することなくレッスンをしてきました。私が指導してる内容を「財産」とおっしゃって下さること、指導する姿勢も認めて下さりお手紙まで頂けたこと。何とも言えない嬉しさというか、じわっと込み上げるものがありました。今まで、今も私は沢山の先生方から貴重な時間を頂き、惜しみないレッスンを受けてきました。少しづつですが、人に教えるという役目を果たし、私の先生方にもお返しが出来るようになってきたのかも…

この公開レッスン、当初3回限定での開催でしたが、来月、特別にテノールをゲストに迎えて行なう事になりました。先月東京でご一緒した小笠原さんがピンカートン役を引き受けてくれました!「蝶々夫人」の一幕デュエットとある晴れた日にを取り上げます。どちらも大好きな曲、丁寧にレッスンしたいです。

帰宅して、頂いた花を飾ろうと紙袋から出した瞬間に… ノンタンが入っておりました。猫って本当に袋とか箱の中に入るのが好きなんですよね~(笑)