ドニゼッティ作曲「カプレーティ家とモンテッキ家」の楽譜。略して「カプモン」と呼ばれるこの作品、お話しはロミオとジュリエット。8月の本番に向け、譜読みを一通り終え、これから暗譜に入ります。
この 譜読み→暗譜 は個人での作業になりますが、ここで歌手がお世話になるのがコレペティという名のピアニスト。ピアニストと言ってもオペラの伴奏を弾くだけでなく、イタリア語の矯正、キャラクター、状況に合った音楽作り、作品の様式など… 歌手にコーチしてくれます。私の場合、ソプラノですので、例えばテノールの方とのデュエットの場面では、ピアノを弾きながら、テノールのパートを歌われ、私の歌を聴き、指導してくれます。
私はデビューのボエーム以来、服部容子先生にコレペティして頂き、レパートリーを作ってきましたが、本当に素晴らしい先生です。
この「カプモン」も初役なので、何回かに分けて順にみて頂き、今日、一巡目最後までみて頂きました。場合によっては二巡目、三巡目と見て頂くこともあります。
コレペティして頂き、色んな事が裏付けされ、それによって暗譜もしやすくなるのです。さあ、暗譜、暗譜!!