7月8日リリースのCD、いよいよ完成間近です。
CDを作ると決めたのは昨年の秋頃でした。
半年以上かけて作ってきたものが、形になろうとしていることに胸が高鳴ります。
このCD創りですが、レコーディング(録音)すること自体も大変な集中力と体力を要しましたが、その後の作業が大変なことを今回知ることができました。録音後の今の作業は、私ではなくエンジニアの方の作業が本当に大変なのです。
今回、大阪音大の先輩からご紹介頂き、やはり同窓である音響エンジニアさん、森正人さんに録音、ミキシングをお願いしました。録音の際はマイクの位置などにもこだわって長時間の録音でお世話になりましたが、今現在は丁寧にミキシングの作業をして下さっています。私が創りたい音の方向性も何度も確認下さりながら、大変な作業を続けて下さっています。
1曲毎に何テイクか録音をするのですが、そこから良いテイクを選択します。この部分はこのテイク、でもこの部分は別のテイクの方がいい・・・などテイクをつなぎ合わせたりもします。私の意向を汲んでくれながら決めていきます。
また、私自身、録音中はかなり気を付けていたつもりの咳払いや譜面をめくる音でしたが・・・ マイクが良すぎて拾ってしまった雑音も、エンジニアさんが除去、クリーニングして下さいます。
そこから、楽器と歌の音量やバランスやどれぐらいの大きさのホールでの演奏を想定しているか・・・・など、実に色んな事に配慮下さりながら音を創って下さっています。
ステージの上で、オーケストラが後ろでその前で歌っている感じや、実際のオペラのようにオーケストラの後ろ、あるいはオーケストラの真ん中で立って歌っている感じなど、位置関係なども調整されるのです。まだまだ書ききれないぐらい、私が想像していたことをはるかに超えてエンジニアさんによって色んな事が出来てしまうのです。それらの事、全てにこだわって頂きながら、音を創って下さっています。感謝しかありません!ありがとうございます。
演奏者はもちろん、エンジニア森さんの愛情がたくさん詰まったCD、完成が楽しみです。
そしてコンサートまであと1ヶ月!ぜひ会場でプッチーニの世界をお楽しみ下さい。そしてご自宅で、CDをお聴きいただけましたら嬉しいです。