現在、実力、人気ともに世界一のソプラノ歌手、アンナ・ネトレプコのリサイタルへ行ってきました。
大好きで、彼女のCDは全て持っていますし、DVDも沢山持っています。
私は、2014年にニューヨークに行った際、生で見てみたいと思い、メトロポリタン歌劇場の最前列のチケットをとり、彼女が出てる「愛の妙薬」を観に行きました。あの時の興奮は今でもよく覚えています。
声量、声の飛び方も郡を抜いていて、とにかく華があり、舞台の上で遊んでるかのよにお芝居をして歌う彼女から目が離せませんでした。
ちょうどレパートリーの過渡期で、「愛の妙薬」のアディーナのような娘役は、この舞台が最後で、これ以降は、ヴェルディやプッチーニなどの重目のレパートリーを歌っていきます、と宣言されていた頃です。
昨晩は、トゥーランドット姫や、アイーダ、トロバトーレなど、プッチーニやヴェルディを、豊かな響きで、素晴らしく歌ってくれました。三年前より声の円熟味が益々増した彼女の歌に興奮しました。
ドラマティックでありながら、ピアニッシモまでテクニックを駆使した歌は、圧巻も通り越え、聴き入り、溜息が出る程でした。
こんなに素晴らしいのに、空席が目立ち… こんなんじゃ、もう大阪に来てくれなくなるかもと思うと、残念です。今度、いつ来日するかも分かりませんが…
ネトレプコの歌に感動しきりの幸せな時間でした。