私が出演する日のカルメン役はセルビア出身のメゾ・ソプラノ、ミリヤーナ・ニコリッチさんです。185センチの長身、スタイル抜群で、美人、野生的で妖艶なカルメンにぴったりです。歌、声、演技と本当に素晴らしいです。昨年メトにもデビューされています。
恥ずかしながら、私はセルビアと聞いてもピンと来ず、場所を調べました。ブルガリアの近く、東欧です。
そんなミリーですが、本当に明るく、気さくに色々と話して下さいます。ご主人様もテノール歌手で、今はオペラ出演が控えてるオーストラリアにいらっしゃいます。オーストリアではなく、南半球のオーストラリアです。遠い。。。
ミリーは日本でのカルメンの公演が終わると、そのまま次の公演のためスペイン、マドリッドへ行くそうです。ミリーのお父さんが、セルビアからマドリッドへ子供さんを連れて来てくれるそうで、「久しぶりに息子に会える!早く旦那さん、息子さん3人で一緒に会いたい。」と話されてました。
お稽古の合間、ちょうどミリーと話してる最中に、オーストラリアの旦那様から電話がかかってきて、アイフォンで、テレビ電話でお互いの顔を見ながらお話しをされてた事もありました。私も旦那様にご紹介頂き、電話ごし、画面ごしににご挨拶させて頂いた事も。旦那様、息子さんと早く会いたいだろうなあ。
国際的に活躍する歌手の生活は、そういうものだろうなと想像はしてましたが、実際に直接お話しを聞くと、本当に世界を駆け回ってる。スケールの大きさがすごいです。