立ち稽古、始まって約3週間になりますが、1幕終わりまで「立ち」動きが、演出家岩田さんによってつけられました。
お父さんのこと、お母さんのこと、殺されたお兄さんのことがジュリエッタをとらえ、兄を殺した敵方ロメオの元には行けないジュリエッタ…
何て運命だ!と思うばかりです。
ロメオとジュリエッタ、ジュリエッタのお父さん、ジュリエッタの婚約者、ジュリエッタをいつも見守る家臣… それぞれの思いが舞台上でぶつかり合い、ドラマが繰り広げられます。
演出家の指示で、そのドラマが具体的に作られていきますが… 岩田さんが、それぞれの心情を深く掘り下げながら、お話しをして「立ち」をつけてくれます。
その話しを聞いてるだけで、胸が痛くなり、涙が出そうになることがある。
登場人物、皆、本当にそれぞれの思いで、その時代を懸命に生きている。懸命に生きてるからこそ、ぶつかり合い、ドラマになり、オペラになる。
そのドラマをしっかりご覧頂けるよう、引き続き、2幕に突入しても頑張りたいと思います!