月一回神戸で行なってきた公開レッスン、4回目当日、たまたまテレビをつけたら「題名のない音楽会」で、世界的指揮者・山田和樹さんが日本一の合唱団 (高校生~社会人まで、各世代別で素晴らしいコンクール歴を持つ合唱団)を指揮したら、どうなるか?という面白い内容でした。
来年2月、東京と名古屋で山田マエストロ指揮の「カルメン」に出演させて頂くこともあり、興味深く見ていました。
そして、今日は公開レッスン!どういうアプローチでレッスンしよう…と思っている私には、かなりタイムリーな内容で見入ってしまいました。
山田マエストロは歌詞の内容に触れたり、具体的に声の事をお話しされたり、花の香りを嗅ぐように息を吸って、と比喩的表現で説明されたり… それからマエストロが指揮されると、ガラッと声、音楽がかわり、画面で見ていると、歌っている人達の顔つきまで変わっていた。
言葉で説明された後、マエストロの手・腕・全身の表情?指揮によって、歌い手の表現、声がより素晴らしくなる。マエストロの指揮も素晴らしく、各合唱団も実力ある合唱団ばかりなので、反応力もすごくて、双方の化学反応?は見ていて気持ち良かったです。
朝からいい番組を見れた事をラッキー!と思いながら公開レッスンに向かいました。
今回はオペラ「蝶々夫人」より ある晴れた日に、と 愛の二重唱、大曲です。歌詞の内容や歌ってる対象、状況をお話ししながら、歌いながらレッスンを進めました。私も少しは化学反応を起こせたかな?!今回まで4回させて頂いた公開レッスン、本当に貴重な体験をさせて頂きました。
レッスン後は、応援に駆けつけて下さった ONCの皆様とアフタヌーンティー、神戸牛を美味しく、楽しく頂き、夏からのオペラの栄養補給もしっかりさせて頂きました!!