「ドン・カルロ」通し稽古

今まで、各幕ごとや、出席してるキャストで出来る場面ごとのお稽古でしたが、今日は最初から最後まで、カーテンコールまで全て通してのお稽古。こうして通して聞いていると、改めて思うのは、「ドン・カルロ」という作品、男性の重厚な重唱が多く、まさに声の競演です。

オペラと言えば、どうしてもソプラノに重点が置かれて作られてる作品が多いですが、「ドン・カルロ」は、メゾ・ソプラノのエボリ公女も聞きどころたっぷりな華やかな役。ソプラノ、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトン、バスと各声部それぞれにいい役処、素敵なアリアがあり、今日も自分が歌ってる以外の場面では、お客様気分。。。聴き入ってしまいます。皆様、本当に素晴らしいです。

全体の流れもつかめ、いいペース配分で本番を迎える事が出来そうです。ただ、ずっと「マノン・レスコー」、プッチーニを歌ってたせいもあり、息が少し重たくなっている。。。稽古場に師匠、服部先生がいるのも心強く、その場で色々御指導頂けて本当にありがたい。ヴェルディの様式、歌になるよう、シフト・チエンジ、息の流れ、スピードなど、少し切り替えていきたいと思います。そんな課題も見えた今日のお稽古でした。

 

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